
スマホでマイナンバーカードを使うメリットは
マイナンバーカードをiPhoneに登録すると、本人確認や各種手続きが
よりスムーズに なります。
これにより、役所の手続きや金融機関での本人確認がスマホだけで完結し、
カードを持ち歩く必要がなくなる点が大きなメリットです。
準備するもの:必要なアプリや設定
iPhoneでマイナンバーカードを使うには、以下のものを準備します。
- マイナンバーカード
- 対応アプリ(例えば、マイナポータルアプリなど)
- Appleウォレットへの登録機能(iOS 18.5以降で対応予定)
- 顔認証やパスコードの設定(セキュリティ強化のため)
これらの設定を済ませることで、スムーズにスマホで利用できます。
登録手順:ステップごとの解説
以下の手順で、iPhoneにマイナンバーカードを登録しましょう。
- アプリをダウンロード
App Storeで「マイナポータルアプリ」をインストールします。 - マイナンバーカードをiPhoneにかざす
NFC機能を使い、カード情報を読み取ります。 - 本人確認(顔認証またはパスコード)
セキュリティ強化のために設定します。 - Appleウォレットに登録
画面の指示に従って、カード情報を登録します。
✅ ポイント: 事前にiPhoneのOSを最新のバージョンにアップデートしておくと、スムーズに設定できます。
iPhoneへのマイナンバーカード登録は、2025年春から開始される予定です
現在、病院の受付に設置されているマイナ保険証リーダーは、
スマートフォン対応にはなっていないため、
市販のカードリーダーを増設して対応する予定です。
2025年6月頃から約10の医療機関で実証実験が行われ、
9月頃から全国の医療機関での導入が開始されます。
この仕組みが整うことで、スマートフォンだけで
病院に行ける環境が実現されます(ただし診察券は必要)。
また、コンビニ交付サービスでは、現在Android向けに
提供されているスマホ用電子証明書が、iPhoneでも利用可能に
なる見込みです。
Androidでは4桁の暗証番号入力が必要ですが、
iPhoneでは生体認証での証明書取得が可能になる予定です。
実際にできること:活用方法
スマホに登録したマイナンバーカードで、以下のことが可能になります。
- 銀行口座開設の本人確認
- スマホを健康保険証として利用
- 確定申告の電子手続き
- 公共サービス(住民票取得など)のオンライン申請
- 携帯電話契約の本人確認
これにより、行政手続きや契約の際の手間が減り、より便利になります。
注意点:セキュリティ対策
スマホでマイナンバーカードを利用する場合、セキュリティ管理が重要 です。
🔒 安全に利用するためのポイント
- スマホのロックを必ず設定
- 定期的にOSとアプリをアップデート
- 不正アクセスを防ぐため、公共Wi-Fiでは使用しない
🔴 公共Wi-Fiの主なリスク
- 盗聴される可能性
- 通信が暗号化されていない場合、悪意のある第三者が通信内容を傍受可能。
- 偽Wi-Fiスポット(なりすまし攻撃)
- 正規のWi-Fiに似せた不正なアクセスポイントに接続すると、個人情報が盗まれる危険。
- マルウェア感染
- 公共Wi-Fi経由でデバイスにウイルスが侵入する可能性あり。
✅ 公共Wi-Fiを避ける・安全に使う対策
- スマホの設定で「自動接続」をオフ
- iPhone:「設定」→「Wi-Fi」→「接続確認」をオフ
- Android:「設定」→「Wi-Fi」→「ネットワーク通知」をオフ
- VPNを使う
- VPNアプリを導入し、通信を暗号化することで安全性を確保。
- モバイルデータ通信を優先
- 公共Wi-Fiではなく、4G/5Gのモバイルデータを使う。
- 金融取引・個人情報の入力を避ける
- ネット銀行や決済サービスは公共Wi-Fiでは絶対に利用しない。
また、スマホを紛失した際は速やかに電子証明書の失効手続きを行いましょう。
スマホ搭載のデメリット
①スマホ紛失時のリスク
スマホを紛失すると、マイナンバーカードの電子証明書も失効し
再登録が必要になります。
②機種変更時の手続きが必要
新しいスマホに変更する際、電子証明書の再登録が必要で
手間がかかる場合があります。
③対応機種の制限
すべてのスマホが対応しているわけではなく
特定の機種のみ利用可能な場合があります。
④セキュリティの懸念
スマホのウイルス感染や不正アクセスのリスクがあり
適切なセキュリティ対策が必要です。
ひとこと
今後、スマホでの本人確認がさらに広がり
より便利にマイナンバーカードを活用できるようになる でしょう。
特に、銀行や行政機関での手続きが簡単になり
カードを持ち歩かなくても安全に利用できる点が魅力的です。